puio達人

俳句は日本で生まれた世界で一番短い１７音の詩です。
俳句には作るときに規則があります。
＊１７音を五・七・五のリズムにして作ります。
＊季節を表すことばをいれます。
＊氣持ちを強く伝えたり、リズムをよくしたりするために「や」「かな」などを使います。
今は規則を守らないで作る新しい俳句もあります。
いっしょに有名な俳句を讀んでみましょう。
１．あの月をとってくれろと泣く子かな（小林一茶）
空に綺麗な月が出ています。「とってくれろ」は「とってください」という意味です。子どもが「あの月がほしいよ。」と言って泣いています。
２．こがしや海に夕日を吹き落とす（夏目漱石）
風が強い日です。ちょうど夕日が海に沈むところです。ああ、沈んでしまいました。強い風が夕日を吹き落としたのです。寒そうです。
３．しずかさや巖にしみいる蟬の聲（松尾芭蕉）
ここは高い山の上のお寺です。人が全然いません。蟬の聲だけが聞こえています。とても靜かです。
４．菜の花や月は東に日は西に（與謝蕪村）
ここは黃色の菜の花が笑いている廣い畑です。東の空に大きい月が上がったばかりです。西の空では、今にも日が沈みそうです。晝が夜になるところです。